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1000年以上前の平安時代から歴史がある織物の名産地富士吉田市。美しい富士山の湧き水が使われ養蚕に力を入れていたことから機織産業が発展した理由とされています。日本屈指の織物の産地であり、世界でも優れた技術と品質の高さを誇っています。恵まれた自然と伝統の技で生まれる綺麗で上質な織物は古くから多くの人々から愛されています。現在では、伝統技術を受け継いだネクタイ生地、マフラー生地、服地、インテリア用生地など、様々な高級生地や製品を生産しています。国産ネクタイの4割はこの郡内地域で生産されています。
糸を縦横に組み合わせて作った布地を「織物」、その織物を作ることや織り方などの風合いを「織り」といいます。富士吉田織物の特徴は「細番手」、「先染め」、「高密度」の３つです。番手とは糸の太さのことで、細い糸は光沢感がありきめ細やかな手触りと軽さがあります。品質が高く繊細な分扱うのは難しいといわれています。先染めとは、生地になる前の糸を染色してから織物の生地に仕立てることです。奥行きのある繊細な柄表現ができ糸から染めているので、発色がよく色落ちしにくいという良さがあります。細い糸で、薄くて軽く高密度で織り上げています。これらの点から十分に満足していただくことができる商品となっています。
